恋のブギウギロマンチック

胸の奥が高鳴るのは隣に君がいるから

忘れたくない夏

私の夏が終わった。あっという間だった。4月にすばちゃんが関ジャニ∞を辞めると言ってから数ヶ月、あの時はこの夏を乗り越えられるのか想像もつかなかったのになんだかんだ生きている。人ってタフだなって思う。どんなに寂しいことがあってもなんとかなってしまうもん。該当担じゃないから言えるんだろって言われればなんにも言えないけれど、10年以上当たり前にずっと見てきて、彼らには担当という概念がなくなってしまってお兄ちゃんのような存在で、そんな中よく生きてこれたな、なんて思うんだよ。それでもまだ涙をしているオタクはいるわけで、こればかりは本人になにか言ってもらえないと立ち直れないんだと思う。オタクはアイドルにすがり付いて生きているから。そんなとき所謂掛け持ちというやらをしている私は救われていると思う。
実際大西流星くんにはたくさん救ってもらった。6.7月に初外部舞台の魔女の宅急便。舞台に出てきたあの瞬間、キラキラした目で役ながら夢を歌った瞬間、それを観て涙をした自分を永遠に忘れたくない。「目をキラキラさせて僕に語った君の将来図はただ聞いてるだけで胸が熱くなり泣きそうになった」ってどっかのアイドルグループの歌の歌詞にあるけどほんとにこれだぁ~~って心で歌いながら泣いたあの日。大西流星くんにはまだまだ無限の可能性があるし色んな景色を見ていけるなって確信したあの日。絶対忘れないんだからなあ~~!!トンボりゅちぇくんが終わってしまったときは不思議と寂しくなかった。だってこれからもっとすごいことが起きる予感しかないし。これからも変わり続ける君を変わらず見ていたいな。
と、心に溢れるほどの希望を抱えたのもつかの間。
関ジャニ∞のライブまで2週間前の月曜日、「安田章大の体調に関するご報告」という文字とともに動画のURLの載ったメールが届いてた。前週の音楽特番で十分に踊れていなかった安田くんを思い出す。あぁきっと身体に何か異常があるんだろうなと思ったら全くその通りで。私はただでさえ無力だからアイドルを支えるなんて思ったことないしむしろ支えられているほうなんだけれど、この時ほど安田くんを抱きしめたいなんて思ってしまったことはない。ただただ涙を流す無気力マシーンとなってしまった私に無力じゃないよと支えられているよと言いながらも僕の心のとまり木はパワースポットだからと言ってくれる安田くんが私の好きな安田くんで、初めて好きになったアイドルが安田くんで良かった。正直安田くんには微々たる恋の気持ちがあるのでまた好きが全面的に更新されてしまった。
toshiの乾杯に泣かされたペコジャニも、「関西のアイドルはたくさんいる。応援してあげてください。」とまさかのすばちゃんの口から言ってくれたジャニ勉も、安田くんが病気を発表してから初めての生放送も、笑顔で終わるはずだったのにヘブリーを最後に歌ったクロニクルも、音楽特番で久しぶりに聞いた叫ぶようなオモイダマも、自分とすばちゃんをジョンとポールだと思っていたことを教えてくれた7人最後の関ジャニ∞の関ジャムも、全部泣いた。あんなに気張っていた亮ちゃんに「ほんとは寂しかった」と言われ泣かれたらどうしたらいいかわからないじゃない。永遠なんてないんやって可愛い年下っ子に思わせてしまったこと、悲しくて仕方がなかった。すばちゃんはどう思った?だなんて問いかけてももう彼はメンバーおろかオタクにはその答えが返ってくるわけがないわけで。今もただ大きく残る喪失感とあてもないこの寂しさを時の流れが解決するまで大事に抱えて生きていたい。ちょっとぐらい寂しくないと眠れないんだよ。満たされすぎるとそれがなくなったとき辛くなってしまうから。今まで満たされすぎた分、寂しさを抱えて寝る前はすばちゃんを思い出して生きていくね。
関ジャニ∞のライブはめちゃくちゃ楽しかった。「見慣れない景色でしょ?」って言いながら両腕を広げ6人の姿を見せる亮ちゃんに、Noroshiやキングオブ男のすばちゃんパートを全部かっさらって歌う亮ちゃんに、どれだけの想いを背負わせてしまっているんだろうと涙が出て止まらなかった。実際すばちゃんに「俺が関ジャニ∞を引っ張って行きます」とメールしたくらいだし、それほど強い気持ちをもって関ジャニ∞のフロントマンとして生きていこうとしているんだろう。そんな姿を見せられたら涙止まらないじゃん。でも最後ね、私、友だちに、「好きすぎて涙止まらな~い」って号泣しながら言えたんだ。ひとりいないだけですごい少なく見えるしあの圧倒的ボーカリストの声はまったく聴こえないしバンドとしては別物になってしまったけれど、でもね、関ジャニ∞の本質は全く変わらないんだよ。いつでも手を引っ張ってくれるのは関ジャニ∞で、先走りすぎず、オタク達が立ち止まってしまったら先で待っててくれて。すばちゃんはその先を行き過ぎてしまったんだと思う。志がみんな高すぎるから。でもそんなところを好きになってしまったんだからもちろん嫌いになれるわけがなく、むしろ大好きでたまらない。今はロサンゼルスとやらにいるらしいけれどすばちゃん元気~~?関ジャニ∞、バカみたいにかっこいいよ。ってすばちゃん知ってるか。
とは思ってもいまだにほんとに辞めたのか?ってなってる自分に呆れるけれどこうやってずっと生きていくんだと思う。先週はまた大西流星くんに会ってきた。17歳になった大西流星くんは6月に会ったときとは違く大人になっていた。また変わったなと思ったけれど今はそれが楽しくて楽しくて仕方がない。この先関ジャニ∞に会うより大西流星くんに会いに行く機会の方が多いと思う。彼がいる私の世界は驚くほど幸せで楽しい。結局私は大西流星くんにすがり付いて生きているのだろうけど今はそれでいいかな。そうさせてほしい。
これが私の平成最後の夏。実際どんな言葉を並べても表現することは出来ない。だけど私の頭にはしっかりと焼き付いてる場面がある。これからも思い出を重ねていくけど、それでも今年の夏は特別の夏であり、私の忘れたくない夏だ。